ストレイシープ “ポー” と私の思い出 後編
閲覧頂きありがとうございます、北城です。
前編の思い出の続きです。
前編はこちらになります。
私とポーの出会い、それから
ポーと出会ってその後、まだ幼かった私は本屋に行った時にポーの絵本を見つけました。見つけたのは「絵本 ポーとメリー」です。
この絵本はアニメ「ストレイシープの冒険」の4話「さよならポー」を元に描かれた絵本です。元のアニメを見ていなかったので、当時の私は「(カードゲームの)ポーの絵本だ!」と嬉しくなり、母親に頼んで購入して頂きました。
内容は全て話すとネタバレになるので冒頭のみですが、ポーがスクラップ工場でメリーと出会い、花を見たことない彼女のために歩き続けるが…と言った感じのお話です。生みの親の野村さんが文と絵共に作成し、ほんわかするもどこかハラハラする、そんな絵本です。
今でも内容は覚えていますし、何度も読み直した絵本です。大きくなってからもポーの絵本は読むことがありました。それだけ私の中で大事な絵本でした。
後にも先にも、親に買って貰ったポーの絵本はこの1冊だけです。大きくなるにつれて絵本を買わなくなった(本を読むのは好きなので図書館に通って児童向けの本を読んでいました)のですが、ポーといくつかの絵本だけは読み返すこともありました。
しかし、後の行動が現在の私を後悔させることになりました。
今になって後悔している行動
私の家は転勤族でした。
父親の仕事の都合で何度か引っ越しています。生まれてから現在の家までで約7回ほどです。内2回は仕事を始めてからになりますので、家族と引っ越したのは5回ほどです。
その内の2回目の時です。私にとっては初めての、県を跨ぐほどの大きな引っ越しでした。そのために荷造りしなければならず、幼い頃に購入していた絵本やおもちゃを整理することになりました。
絵本は結局、よく読んでいた2冊だけになり、残りは全て売り払いました。
売り払ったその中に、ポーの絵本を入れていました。
今となっては何故あの時手放したのかと後悔しています。
残した2冊とポーの絵本は内容を覚えてしまうくらい何度も読んでいた絵本です。色褪せても紙に劣化が入っても、たまに読み返してしまう思い出がたくさん詰まっています。それでありながら、何故ポーの絵本だけ手放したのか。過去の自分の行動にこれほど悔やんだことはありません。
大人になって一人暮らしを始めてから、ポーの絵本を思い出し探しました。実家にも連絡しましたが、大きな引っ越しの際に手放したことを母親が言っていたので間違いないです。念のため実家を探してもやはりありませんでした。
もっと熱中していたら、もっと羊を好きになっていたら、過去のことを悔やんでも仕方のないことですが、自分の行動が未来の自分を後悔させることになるとはこういうことなんだなと実感しました。
何故これほどまで悔やむのか
絵本は毎年、毎月新しいものが登場します。
今では数え切れないほどの絵本があり、昔から人気の作品は長期に渡って書店でも販売されます。しかし過去の絵本に関しては、再度刷られることなく絶版となります。
ポーの絵本もその一つです。二十数年以上前の絵本であり、新品は今ありません。探すとしても中古のみとなります。但し、中古でも二十数年以上前だとなかなか見つかりません。図書館にはあるかもしれませんが、購入するのは難しいかと思われます。
その理由があるからこそ、手放してしまったことを後悔しています。
それでも唯一残っていたもの
ポーの絵本を手放し、カードゲームも現在のOSには対応していないためプレーできません。私の現在は、ポーが周りにいない生活かと思っていました。
しかしたった一つだけ、残っていたポーとの思い出がありました。
ポーのピンバッジです。これだけが唯一手元に残っていました。
フジテレビショップのガチャポンにあったもので、1回だけ引いていました。いつ購入したのか記憶が曖昧ですが、恐らく十年くらい前かと思われます。
長く缶ケースの中で保管していたこともあってか、大分中が色褪せてしまっています。全体的に黄ばんでしまっていますが、今となってはこれだけでも残っているのが嬉しかったです。このピンバッジだけは手放さないよう、大事にしていきます。
終わりに
羊キャラクターを好きになった原点であろうストレイシープ "ポー"と私の過去、そして現在のお話は以上となります。出会いから後悔していること、色々と記載いたしました。
現在が一番羊に熱中していますが、振り返ってみると幼い頃から大好きだった羊キャラクターがいました。サイトも更新が止まってしまい、もしかしたら未年になるまでポーの新しい動きはないかもしれませんが、ポーのことは忘れないでいきます。
また、ポーのゲームはプレーできませんが、実況で上げている方がいらっしゃったので見てみます。この記事を書いている際に見始めましたが、本当に手に汗握らないほんわかです。しかし昔のゲームだからか、多少カオスなところはあります。ポーはまんまるでかわいいです。
この記事を読んだ方で、幼き頃に好きになったキャラクターをもし思い出すことがあれば、例え手元になかったとしても思い出として大事にして頂けたら幸いです。
きっとそれは、今の自分へと繋がっていきますから。
それでは。