同じイラストデータでの印刷具合の比較について
閲覧頂きありがとうございます、北城です。
缶バッジにおいて、同じイラストデータを異なる製作会社さんで作成したのでそのお話です。
はじめに
アクリルグッズでも同じイラストデータを異なる製作会社さんによって製作すると、印刷機のコンディションや設定によって出力される色合いが変わるかと思います。今回は缶バッジで同じイラストデータを利用したケースがありましたので、その比較のお話となります。
缶バッジに関して
缶バッジはアクリルグッズと違い、紙に印刷されたものとなります。使用している紙などによっても印刷具合が変わるかと思われますので、この記事での紹介は参考程度でご了承下さい。
比較してみました
今回は同人工房さんとEmayu*さんで製作したものの比較となります。
同じイラストデータで製作した比較その1です。左がEmayu*さん、右が同人工房さんになります。イラストデータは元から明るさ調整をしておらず、同じものを提出しております。配色としてはやや暗めの配色になります。
実物を比較してみると分かりますが、結構違いが出てきています。肌の色の出方が違いますし、背景の青にも差が出ています。同じデータを提出してもこれだけ差が出てくるようです。
提出した元のデータはこちらになります。
元のデータと比較してみると、同人工房さんはやや濃くて明るめ、Emayu*さんは元のデータに近づきつつも少しくすんだ印象を受けました。なかなか元のデータ通りに出力はCMYKへ変換の都合上*1、難しそうです。
もう1つの比較です。大きさは異なりますが同じデータ(一部背景は修正あり)を利用して製作しています。右が同人工房さんで左がEmayu*さんです。明るさ調整は無しになります。
背景の空の色もそうですが、羊ちゃん達のリボンや肌にも多少の差が出ています。
元のイラストデータはこちらです。
この場合では同人工房さんは濃くも元のデータに近い出力、Emayu*さんではやや薄めの出力になっています。元のデータの配色が明るめが多めだからなのかもしれませんが、明るい色合いは濃く出力されていると綺麗に出ていますね。
終わりに
アクリルグッズでは明るさの調整で比較をしていましたが、缶バッジでは同じデータを利用することがあったので製作会社さんで比較をしてみました。
今回利用した製作会社さんはどちらも綺麗に印刷が出ますし、色の出力に関しては個人の好みになってくるかと思います。缶バッジに関しましては明るさの調整を行っていませんでしたが、もし今後も利用するのであれば明るさ調整を入れた方が良いのかもしれません。
異なる製作会社さんにおいて同じデータで製作し、比較したことは私としてもいい勉強になりました。今後の製作にこのことは活かしていきたいです。
それでは。