北城、製作体験する-日光企画 池袋同人工房さんで缶バッジを作りました- 後編
閲覧頂きありがとうございます、北城です。
1つ前の記事の後編になります。
今回は製作している内容になります。
同人工房さんのことや事前準備は前記事をご参照下さい。
目次付きです。
星型缶バッジの製作
くりぬきと星型缶バッジの切り込みが終わりましたら、いよいよ製作です。
最初は星型缶バッジから製作していきます。
1個目はスタッフさんが付き添って説明して下さいます。2個目からは自分で作っていくことになりますので、手順はしっかり覚えておくとスムーズにできます。困ったら作り方のシートも作業机にありますから大丈夫です。
まずは缶バッジの表面です。金属パーツ→イラスト→フィルムの順に置いていきます。スタッフさんから事前に注意が入ると思いますが、金属パーツやフィルムは重なっていないか確認した上で乗せていきます。
後はフィルムを置く前に、埃等が乗っかっていないかも確認した方がよいです。この工程で表面をプレス掛けますので、埃が乗ったままプレスを掛けると一緒に包まれてしまいます。せっかくのグッズに埃が…となるので念入りに確認はしてからがおすすめです。
必要なものを置き終わったら下の部分を持って回転させ、レバーがあるので下まで降ろします。この時は下に行くまでで、それほど力を入れなくても大丈夫です。
表面のプレスが終わったら、次に金具面です。
こちらもZピン付きの金属パーツを置きますが、重なっていないか確認します。
金属パーツを置いたら回転させ、レバーを降ろします。この時は表面と金具面を合体させるので、全体重をかけることが必要です。立ち上がってレバーを降ろし、ぐっぐっと3回ほど押し込む方が良いとスタッフさんからアドバイスも頂きました。
合体ができたら回転させると、完成した缶バッジが出てきます。
出てきた時には思わず「おおー」と声を上げてしまいました。自分の手で作ったという感動や、星型が可愛いと言う驚きなど入り混じった感じです。
この調子で残りのも製作していきます。一度慣れてしまうとスムーズに作業はできます。
缶ミラーの製作
星型缶バッジの製作が終わりましたら、続けて缶ミラーの製作です。
スタッフさんに声を掛け、別のマシンを用意してもらいます。
手順は星型缶バッジの時とほぼ変わらないです。表面に金属パーツ→イラスト→フィルムの順に置いていきます。
ホログラムのイラストを置きますと、何故か丸まってしまいました。フィルムを乗せる時やプレスする前までに少し直しておいた方が良さそうです。
フィルムまで乗せましたら回転させ、プレスします。
プレスしましたらミラー面の準備です。缶ミラーのフレーム(画像では見えなくなっていますが銀のリングみたいな枠)→ミラーパーツ→段ボールの順に置いていきます。これらに関しても重なっていたり2枚置いていないか確認をしていきます。
これは知らなかったのですが、缶ミラー製作の時は段ボールを入れるのでしょうか。まさか段ボールを入れるとは思わなかったので、正直驚きました。
段ボールに関しては既にくりぬかれた丸の形なので、それを四つ折りしてぼこぼこしている面を上に置きます。位置としては中央部分に置くと良いらしいです。
ここまでできたら回転させ、全体重を掛けてプレスしていきます。プレスが上手くできましたら完成です(写真取り忘れました)。
無事に完成したグッズ
全て缶バッジや缶ミラーにし、できあがったのがこちらになります。
マシンなどを借りてはいますが、自分の手でグッズの形になるまで製作したと思うとすごく愛着が湧きます。 どちらもかわいくできて、何度見てもによによしちゃいます。
大きさとしては星型缶バッジが56×56㎜、缶ミラーが75㎜になります。セリアやコアデさんから出ている缶バッジカバーは該当サイズで利用可能です。コアデさんの星型缶バッジカバーですとSサイズになります。
星型缶バッジの裏面がどこにも記載なかったので撮りました。ピンはZピンで針が露出していますので、取り扱いには注意したいところです。
缶ミラーの裏面です。ミラー部分は綺麗に映ります。
おまけ
手元にカービィ(写真のキャラクターはワドルディ)の星型缶バッジがありましたので比較してみました。カービィの星型缶バッジは安全ピンタイプで、大きさは製作した缶バッジよりも一回りほど大きいです。厚みもカービィの方があります。
星型缶バッジを調べている際の情報で、国内生産と海外生産で形状やピンタイプが違うと見たことがありました。丸みを帯びたZピンタイプが国内生産で、厚みのある安全ピンタイプが海外生産だったかと思います。そうなると今回製作したのは国内生産の星型缶バッジなのかもしれません。
缶ミラーのホログラム加工有無の違いです。左がホログラム加工(スタータイプ)、右が加工無しです。
ホログラムは光に当てるとキラキラしてかわいいです。同人工房さんのサイトを見た時結構派手そうに見えたので、イラストはシンプルにしていたのですが思った以上にホログラムが小さめでした。もう少しイラストの背景とかも派手にして良かったかもしれません。
また、前編の記事途中にも記載しましたがホログラム加工すると、イラストが結構濃いめになります。画像でも比較できますが、割と濃くなりました。これは初めての経験でしたので、もしホログラム加工する時はもう少し明るめに調整を掛けるとより綺麗に色が出るかなと思います。
缶ミラーの大きさが75㎜と記載しましたが、どれくらいかイメージしづらいかと思います(私も実物見るまでイメージできませんでした)。実際に手に乗せてるとこんな感じです。一般成人女性の手に少し余るくらいになりますので結構大きいです。
終わりに
長くなりましたが、 製作の記録は以上となります。
自らの手でグッズを作ることは早々経験できないものですので、今回貴重な経験を積むことができました。同人工房さんのスタッフさんも丁寧に説明して下さり、不器用な私でも問題なく製作できたので楽しい時間を過ごすことができました。
同人工房さんはTwitterでも混雑状況を呟いていますので、池袋や御茶ノ水に行くことがあればタイミングや時間を見て製作しに行くのもありです。私が行った時は二人組などもいましたが、一人でも充分楽しんで作ることができます。
地方住まいなのでなかなか東京に行く機会がないですが、また作りたい物があった時には同人工房さんで製作したいです。貴重な経験をありがとうございました。
最後に、完成したグッズはスタッフさんにいくつ作ったか見せるように報告してまとめて入れる袋と個別袋をもらってから会計に向かいます。見せる時は分かりやすく作業机に並べておくと良いです。
そして会計に行くのですが、
いやほんと、サイトで値段を見た時から思っていましたが
会計で言われるとこうなります。
計8つ(星型缶バッジ5個、缶ミラー3個)作りましたが値段はびっくりするぐらいお手頃です。これが32㎜缶バッジ(恐らく製作可能なグッズの中で最安値)だともっと衝撃的かと思いました。
それでは。