北城、製作体験する-日光企画 池袋同人工房さんで缶バッジを作りました- 前編
閲覧頂きありがとうございます、北城です。
先週末に自らグッズ製作を行ったので、その記録になります。
色々書いていたら長くなりましたので2分割になります。
いつもの目次付きです。
始めに
グッズ製作で色々と調べている際、製作に関していくつか手段があるかと思います。
- 製作会社さんに依頼する
- 材料や製作キットを自分で揃えてハンドメイドする
そんな中、「自分でデータを準備して機材を借りて自らの手でグッズ製作ができる」製作会社さんを見つけましたので、この記事は実際に製作体験の報告になります。
伺った製作会社さん
今回伺った製作会社さんは「日光企画 池袋同人工房」さんになります。
日光企画さんは同人誌の印刷の受付以外にも一般法人、学校関係のパンフレットの印刷にも対応している製作会社さんです。同人誌ではお世話になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その中でグッズ製作の対応も始めていますが、他と違うところが冒頭でも記載しました「自ら製作をすること」になっています。データを事前に作成し、自らの手でグッズを製作することができます。
また、ハンドメイドと違うのは実際にグッズ製作をするための機材を利用するところです。これは個人で製作しているとなかなか経験できないことかと思います。
実際に行ってみた
そんなこんなで、東京に行く機会がありましたので行ってきました。
日光企画の同人工房さんは池袋店の他に御茶ノ水店もあります。製作可能なものはほぼ一緒ですが、両店限定のグッズもあります。事前に調べてどちらで製作するか確認したほうがよさそうです。
今回は御茶ノ水店が日曜日は定休日でしたので、池袋店に行ってきました。
行き方に関してはサイトにも掲載されています。池袋駅を降りてサンシャインシティ方面へ向かい、東急ハンズ手前のところで右に曲がって少し歩き、大通りに出る手前で右に曲がると目的地の同人工房さんがあります。
ただ、このビル結構分かりづらいです。都会って高層ビルだらけで上を見てばかりになりますが、下の方を見ると画像のような看板があります。この看板がなければ初見だと分からずじまいになりそうでした。
(実際、私は一旦通り過ぎてから戻って見つけました。方向音痴の場合素直に地図見た方が良いです)
中はエレベーターがあるので、乗って同人工房さんへ向かいます。
目的の階で降りて、一般のアパートみたいな扉が見えます。その扉を開けると同人工房さんに到着となります。この時期は寒いからか、扉は閉まっていました。お店の中は非常に暖かったです。
余談ですが、同人工房さんは入るとすぐアニソンが流れています。私が入った時は「いや、これ10年くらい前のだし知っている人少ないだろう」と言う曲が流れていました。
終始アニソンが流れていますが、選曲がかなり広いです。もしや選曲した人、同世代では…?
入店して最初の確認
入店しましたら受付表があります。混雑しているとそちらに記入して待ちになりますが、今回は開店してから早めの時間に伺ったのですぐに入ることができました。
PCがある方まで移動し、案内のスタッフさんがすぐにデータの確認に入って下さいます。イラストデータが入っているUSB等はすぐ出せる用意をした方がスムーズに進められます。
確認が終わると、製作するデータの間違いがないか、解像度は低くないか(複数ある場合1データだけ確認になります)、缶バッジの場合オプションはどうするか等製作前の確認がありますので答えていきます。
問題がないことを全て確認できましたら、作業席へ移動です。USBはお店のPCにデータがコピーされましたらすぐ返却されますので紛失の恐れはないです。
寄り道話:イラストデータのファイル名でやっておいてよかったこと
サイトにも載っていますが、提出するデータのファイル名は分かりやすくして置いた方が良いです。
具体的にですと、「グッズ名_(缶バッジ等は形状)_(オプション利用の場合名前)_個数」になります。
(例:kanbajji1(グッズ名)_star(形状)_x1(個数)、mirror1(グッズ名)_horo(オプション名)_x1(個数))
このように名前をつけておくことでいくつ製作したいか、オプションは何を利用したいかがデータ確認時に伝わります。例のところは実際に私が提出したデータ名です。缶ミラーをホログラム利用したかったのでこのように記載したところ、無事に伝わりました。
恐らくデータ名に入れていなくてもオプションはどうするか聞かれるかと思いますが、入れておくとより伝わりやすくなるので推奨します。
作業席へ移動
データを確認して問題がなければ作業席へ移動します。缶バッジ系とマグカップなどの転写系では作業席は異なるようです。今回私は缶バッジの作業席になりました。
作業席に移動したら作り方が載っているシートがあるので、それを見て待機します。プリントされたイラストデータやマシン、金具などはスタッフさんが作業席まで持って下さってきます。それまでは大人しく待っていましょう。
(私は周りを見たり持ってくるマシンなどを見てわくわくしていました)
まずはプリントされたイラストデータが渡され、スタッフさんから説明が入ります。作り方や実施することは必ずスタッフさんが説明して下さるので初めてでも安心です。説明も丁寧です。
但し、スタッフさん達も数が限られていますので、つきっきりではありません。説明が終わると去りますので、次の工程に入るまでは自分で作業することになります。
このタイミングは切り取り線に従ってイラストデータを切り取る、ホログラム加工があれば貼る工程です。はさみやホログラムを貼る際にあると便利な定規は作業机にありますのでそちらを利用します。左利きのはさみはありませんのでご注意を(はさみは左利きの者談)
ホログラムを貼っているところです。
オプション加工を利用の場合、この工程で実施します。以降に加工はできませんのでご注意下さい。
また、オプション加工する場合は予備で同じデータがプリントされます。こちらも製作はできますが、製作した場合会計にて予備分も料金発生します。
(この時は缶バッジと缶ミラー合わせて7個の予定でしたが、予備分も作り、8個の料金になりました)
ホログラムを貼りました。ホログラム無しと比べると少し濃いめになります。
定規があるので、スマホの保護フィルムのように定規でゆっくりと貼りますと空気も入らず、綺麗に貼ることができます。手動でラミネート経験している人なら強いかもしれません。図書館でのラミネート経験がここで役に立ちました。
くり抜き作業
切り取りとオプション加工やが終わりましたら、次は機材を使ってのくりぬきです。店員さんがくりぬき用のマシンを持ってきて下さり、使い方についても説明して下さいます。
基本的にはプリントされたイラストデータの黒枠(トンボの線)に機会を合わせてレバーを引くと、手前に落ちてくる仕組みになっています。
但しこれ、めっちゃ性格が出ます。
器用な人や得意な人であればぽんぽんできますが、不器用な人であると割と上手くできない可能性があります。私もどちらかと言えば不器用な方ですので、缶ミラーの丸型のくりぬきは上手くできましたが、星型は微妙にずれたり黒枠に合わせてくりぬけないなどそこそこのミスがありました。本当に性格が出ます。
そんなこともありましたが、くりぬきは無事にできました。
また、くりぬきが終わった後に星型缶バッジでは切り込みを入れる作業があります。切り込みの線が5ヶ所あるのでそこにはさみで少し切り込みを入れます。恐らくですが、ハート型や動物型でも同じように切り込みをここでやるのではないかと思います。
この後製作に入りますが、製作は後編へ。
それでは。
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