【追記あり】ドミストはいいぞ -ただのプレゼン- 後編
閲覧頂きありがとうございます、北城です。
プレゼン回の後編です。
いつもより画像多めで長めです。
(12/5 18:07追記)ダイマと書いていましたが、表現に違和感がありプレゼンと修正しました。
前回分はこちら。
今回も目次ありです。必要に応じてジャンプして下さい。
ドミストの利点、欠点
最後にドミストの利点、欠点になります。
利点
- 厚みがあるので立体感が増す、自立可能
- 少しごちゃごちゃしたイラストでも華やかになる
- シリーズもので製作、揃えたくなる
欠点
- 実用向けではなく鑑賞向け
- 自立はできるけど、倒れやすい
- 飾り方が難しい
もう少しこの点を記載していきます。
利点
利点①:厚みがあるので立体感が増す、自立可能
ドミストは厚さが8㎜*1なので、一般的なアクキーとは厚みにかなり差があります。
厚さの比較です。4種類ほどありましたので並べてみました。
アクキーやアクスタなどで利用されるのは3㎜になります。5㎜と比較しても結構差がありますが、これを8㎜と比較するとはっきりと分かります。3㎜からだと約2.5倍です。
これほどの厚みもあるので、アクリルの表面と裏面に印刷した際は奥行きが深くなります。よって奥行きを活かしたデザインも可能です。立体感がかなり出ます。
また、画像だけだと分かりづらいかもしれませんが、かなりどっしりしています。重量もそこそこあり、アクキーやアクスタと比べると結構重ためです。
利点②:少しごちゃごちゃしたイラストでも華やかになる
これはドミストの奥行きがあるからこそ可能だと思う利点です。
今回は製作した中で、一番デザインがごちゃっとしているもので説明していきます。
元のイラストはこんな感じです。花札や桜の花びら、組紐などを置いています。背景は透過仕様で製作しているのでやや濃いめです。
実際のドミストがこちらです。正面からだと分かりにくいですが、フレームや一部の組紐、桜の花びらなどを表面に印刷しています。
斜めから見ると結構分かりやすくなったかと思います。
表面に印刷した組紐や花札に影ができています。また、左上の方で花札の後ろに隠れている裏面に印刷した組紐の部分が見えるようになりました。この辺りで奥行きが分かりやすくなってきています。
次に立てた場合です。やはり正面からだとまだ分かりづらいです。
左斜めから見た場合です。人物とフレームの奥行きが分かりやすいでしょうか。
右斜めからの場合です。角度をつけてみました。花びらが手前と奥で分かりやすくなったはずです。一部が浮き出ている感じに見えなくもない…かなと思います。
このように、ごちゃっとしたイラストでもドミストで一部を表面、裏面に分けてデザインすることで華やかに表現ができます。アクリルに厚みがあり、奥行きがあるからこそできることです。
利点③:シリーズもので製作、揃えたくなる
最後の利点です。
アクキーやアニメグッズでもあることだと思うのですが、形が1つだけ(長方形や正方形など)なので同じ系統や雰囲気、シリーズとして製作したくなる利点があります。
こちらは背景のデザインを同じ系統で製作したドミストです。花札が唯一の共通点ですが、並べると対になって良い感じになります。
この場合は背景や方陣などを同じデザインで製作したドミストです。色違いで揃えるとシリーズものっぽい雰囲気になって良さげです。
最後に製作したドミストです。黒縁のフレームと透過した背景が共通になりますが、5つ並べると圧巻です。全面にイラストも描いていますので1つの絵みたいにもなっています。
以上のように1つだけ作るのも良いですが、いくつか同じデザインで揃えてみる楽しさもあるのがドミストの利点です。1つ1つですと製作に時間もかかりますが、揃った時は感動します。
欠点
欠点①:実用向けではなく鑑賞向け
ここからは欠点です。
まず欠点1つ目は、実用向きではないことです。
ドミストはボールチェーンもついているのでキーホルダーとしても利用可能ですが、厚みによる重量感があるため、鞄につけるのは難しいところがあります。形も8cmほどと大きめのため、携帯などにつけるのも向いていません。
そのため、インテリアや自宅に飾るとする鑑賞向きのアクリルグッズになります。
このこともあるからか、飾るスペースが無いと手を出しにくいのがドミストの欠点です。
欠点②:自立はできるけど、倒れやすい
次の欠点です。
利点に自立可能と記載しましたが、実を言えば結構倒れやすい点があります。
厚みが8㎜は支えや台座が無いとバランスを崩しやすく、何も無しの場合は少しの振動でも倒れます。ちょっとぶつかっただけでもぱたりと倒れてしまうので、自立は可能だが難しい厚さになります。
その点で、前編で紹介しましたアクリルブロックは厚さが2㎝あるので倒れにくいです。ブックスタンドやペーパーウエイトにも利用できるともありました。
比較してしまうと申し訳ないですが、ドミストはブックスタンドにもペーパーウエイトにも利用として難しいです。倒れやすい点が、主な原因となっています。
欠点③:飾り方が難しい
最後の欠点です。これが割と致命的な欠点だと思います。
アクキーやアクスタはワイヤーラックに掛けたり、机に並べたりと飾り方に関しては困りませんが、ドミストはびっくりするぐらい飾り方が難しいです。
ワイヤーラックに掛けることはできますが、かなり大きいので他のアクキーとぶつかりそうになります。かといって机に並べると、欠点2でも記載しましたが、少しの振動で倒れてしまうので支えや台座が必要です。
飾り方が、とにかく難しいのです
私もこれに関してはまだ模索中です。既に3回くらい飾り方を変えています。
壁掛けをしたかったので、現在はダイソーのパンチングボードと3連フックを並べて飾っています。今後も良い飾り方があれば試してみたいところです。
飾り方に関してはブログの過去記事に記載していますのでよかったらどうぞ。
終わりに
前編と後編に分けて今回はドミストの紹介をしていきました。
画像を多く使ってみたり色々と記載してみたのでどちらも(特に後編)は長くなってしまいました。本当は削ろうか悩んだところもありますが、もっとドミストを製作する方が増えるように思いの丈をぶつける勢いでそのまま全て記載しました。
私のドミスト製作は一度完結していますが、そろそろ自創作の5人で揃えてみたくなってきたのでまた製作を考えているところです。前回は正方形だったので、今回は長方形に挑戦してみたい予定です。
また、正方形のドミストもデザインが浮かんできているのでもう1回くらい製作したいなと思っています。ですが現在色々と作りたいところなので、後回しになる可能性はありそうです…
ドミストは製作可能な会社さんも少ないのですが、この記事で興味を持って頂けたら幸いです。
それでは。
*1:関西美術印刷会社さんでは5㎜も取り扱いあり